大きくかさばる毛布はクリーニングに出すのも一苦労ですが、宅配クリーニングであれば自宅まで集荷に来てもらい、クリーニング後も自宅まで配送してもらうことができます。
そのため、近くにクリーニング店がなかったり、毛布を持ち込むのが難しかったりする方にはとくにおすすめです。
この記事では、毛布の宅配クリーニングを利用する際の流れや注意点、おすすめの宅配クリーニング会社について紹介します。
毛布には宅配クリーニングがおすすめの理由
毛布のなかには自宅で洗えるものもありますが、ネットに入れて洗濯機を回したり、干したり取り込んだりするのも一苦労です。
コインランドリーやクリーニング店に持っていくこともできますが、大きな毛布を抱えて移動するのはなかなか大変と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが宅配クリーニングです。
以下では、宅配クリーニングがおすすめの理由について解説します。
集荷から受け取りまで自宅で完結できる
宅配クリーニングでは、自宅に届いた郵送用の袋に毛布を詰め、配送業者に集荷に来てもらい、クリーニング後の毛布が届くのを待つだけです。
集荷から受け取りまでをすべて自宅で完結できるため、毛布のように大きなものは宅配クリーニングがおすすめです。
手洗いや洗濯機では洗えない素材にも対応できる
ウールやシルクなどを含む毛布は、基本的に洗濯機では洗うことができず、ドライクリーニングが推奨されています。
高性能な洗濯機のなかには、毛布専用のモードが搭載されているものもありますが、それでもやはり傷んでしまうのは避けられないでしょう。
水につけて洗うと繊維が絡まってしまったり、脱水によって縮んでしまったりすることも多いため、宅配クリーニングを利用してプロに任せるのが安心です。
プロの技術で汗やダニなどの汚れを落とせる
寝ている間にかく汗の量は、一晩で200〜500mlともいわれており、肌に触れる毛布には汗がしみこんでいます。
さらに、毛布に使われる素材は吸湿性に優れていることから、一般的な布団よりも汗がしみこみやすい特徴があります。
また、毛布に皮脂や角質などの汚れがたまると、ダニがすみついてしまうリスクにも要注意です。
洗えない毛布は掃除機や天日干しなどでケアをすることが多いですが、それだけでは落ちない汚れもあるため、1シーズンに1回は宅配クリーニングに出すとよいでしょう。
毛布を使わない期間は保管サービスを利用できる
宅配クリーニングならではのメリットとして、保管サービスがあります。
一般的なクリーニング店では、保管期限までに引き取りに行かなければいけませんが、宅配クリーニングでは次のシーズンまで保管してもらえるサービスを利用可能です。
毛布やコートのような季節ものの場合、保管サービスを利用することで自宅のスペースを有効活用できるでしょう。
毛布を宅配クリーニングに出す際の流れ
次に、毛布を宅配クリーニングに出す際の流れについて紹介します。
公式サイトから申し込む
まず、公式サイトから申し込みをおこないます。
申し込み時には、希望のプランや商品点数、オプションなどを選択します。
集荷キットや回収袋が自宅に届く
申し込み後は自宅に集荷キットや回収袋が届くため、案内に沿って毛布を入れて発送します。
なお、申し込みからは数日ほどで届くことが一般的です。
指定の業者に集荷の依頼をする
集荷キットや回収袋に毛布を入れて、送り状の記入などを終えたら、指定の業者に集荷を依頼します。
宅配業者の取扱店に持ち込むこともできますが、自宅まで取りに来てもらえる集荷サービスの利用がおすすめです。
自宅から一歩も出ることなく、発送まで完了できる点は宅配クリーニングならではのメリットです。
クリーニングされた毛布が自宅に届く
集荷後はクリーニングされた毛布が自宅に届くのを待つだけです。
クリーニング後の布団を真空パックに圧縮して送ってくれるサービスや、次のシーズンまで保管してくれるサービスなども利用可能です。
なお、宅配クリーニング会社によっては、発送元と別の住所に配送することもできるため、引越しの際にも利用できます。
毛布のクリーニングに適切な頻度
毛布のように大きなものはクリーニングに出すのもなかなか大変ですが、最低でも1シーズンに1回はクリーニングをしましょう。
寝ている間に汗や皮脂がつくため、できれば1ヶ月に1回程度のペースでクリーニングに出すのが理想ではありますが、難しい方は1シーズンに1回を目安にするのがおすすめです。
毛布を宅配クリーニングに出す際の注意点
毛布をクリーニングに出す際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
思わぬトラブルにつながることもあるため、宅配クリーニングの利用を検討している方はかならずチェックしておきましょう。
以下では、毛布を宅配クリーニングに出す際の注意点について解説します。
仕上がりまでに2〜3週間ほどかかる
毛布のクリーニングは、到着から仕上がりまでに2〜3週間ほどかかることが一般的です。
宅配クリーニングの場合、配送にも数日ほどかかることから、すこし余裕をもってスケジュールをみておきましょう。
本格的に寒くなってからクリーニングに出すと、使いたい時期に間に合わないこともあるため、涼しくなり始めた頃に利用すると安心です。
素材や汚れによっては対応してもらえないこともある
宅配クリーニングに限った話ではありませんが、素材や汚れの程度によっては対応してもらえないこともあります。
特殊な素材や大きなシミや汚れがある場合には、事前に問い合わせフォームなどから確認してみることをおすすめします。
一部の素材はオプション料金がかかることもある
毛布の素材によっては、対応できるものの、丁寧な取り扱いや特別な処理が必要になることからオプション料金がかかるものもあります。
たとえば、シルクや真綿などのようにデリケートな素材にはオプション料金を設けているクリーニング会社が多いです。
毛布の宅配クリーニング7社の料金比較
サービス名 | 特徴 | 料金 | 無料オプション | 有料オプション | 送料 |
ふとんリネット | 毛布だけを出すなら最安 | ¥3,289(税込) | 圧縮 | 防ダニ加工 | 合計6,600円以上で送料無料 |
宅配クリーニングGiVu | 最大12ヶ月保管 | ¥7,500(税込) | 詰め放題 | 保管 | – |
きらきらWASH | 布団専門クリーニング20年の実績 | ¥9,350(税込) | 圧縮 | 保管/オーガニック洗剤/中性洗剤/光触媒コーティング | 基本無料 ¥3,300(北海道) ¥4,400(沖縄) ※離島は別途見積もり |
クリーニングモンスター | 10ヶ月まで保管無料 | ¥9,570(税込) | 圧縮/防ダニ・防虫加工/抗菌加工/消臭加工/保管 | 撥水加工/抗ウイルス加工 | 基本無料 ¥2,200(北海道/一部離島) ¥3,300(沖縄) |
しももとクリーニング | 肌に優しい無添加石けん使用 | ¥9,680(税込) | – | 2倍すすぎ/レンタル布団 | 基本無料 ※北海道/離島は別途見積もり ※沖縄は利用不可 |
フラットクリーニング | 創業50年以上のクリーニングノウハウ | ¥9,900(税込) | 保管 | 抗菌洗浄/防虫加工/防カビ加工/極上肌触りすべすべ加工 | 基本無料 |
リコーべ | 無料オプションの充実度N0.1 | ¥15,300(税込) ※2点コースの価格 | 保管/集荷バッグ/再仕上げ | – | ※北海道/沖縄/離島は利用不可 |
【厳選】毛布の宅配クリーニングのおすすめ3選
ここまで各社の料金やサービス内容について紹介しましたが、結局どこが一番いいのかと考えると、どのような要素を求めるかによって異なります。
以下では、安さや早さなどの観点から一番おすすめの宅配クリーニング会社を紹介します。
一番安いのはふとんリネット
ふとんリネットは、大手宅配クリーニング会社のリネットが布団専門として出しているサービスです。
一般的な宅配クリーニング会社では、まとめて出すとお得になるサービスが多く、一枚だけだと割高になりやすいのですが、ふとんリネットでは毛布1枚だけでも約3,300円で利用できます。
また、北海道・沖縄・その他の離島も含め、全国どこでも利用できるほか、最短10日での受け取りが可能です。
公式サイトでは料金シミュレーションもあるため、さまざまなプランがあるなかでも、どのように頼むのが一番お得なのかがわかりやすくなっています。
一番仕上がりが早いのはしももとクリーニング
しももとクリーニングは、四万十川の源流水によるまる洗いが特徴の宅配クリーニング会社です。
到着後、4営業日以内にクリーニングをしたうえで発送となっており、配送期間を含めても1週間ほどで手元にクリーニング後の毛布が届きます。
ただし、毛布だけでのクリーニングは受け付けておらず、布団とセットで依頼しなければいけない点に注意しましょう。
一番保管期間が長いのは宅配クリーニングGiVu
宅配クリーニングGiVuは、都内に10店舗以上を展開するひばりクリーニングが運営するサービスです。
毛布コースは集荷キット、または140cm段ボールに入るだけの詰め放題となっており、二点以上入れられればとてもお得に利用できます。
また、一点につき500円と格安で最大12ヶ月まで保管サービスを提供しているため、シーズンが終わるころに利用して次のシーズンに引き取るのがおすすめです。